今更だけれど三浦大知の変態アルバム【球体】オススメします。
|
過去記事にもある通り、人生初のファンクラブにも入会するガチな三浦大知ファンな管理人ですが、あまりここでは言わないつもりでした。
なぜならブログの趣旨に大きく外れてしまうから!
しかしここで言わなきゃいつ言うの!?ってぐらいのニュースが飛び込んだので久しぶりにブログ書いてます。
三浦大知、『球体』独演をYouTube Premieresにて12/23世界同時フル上映決定 https://t.co/Sp2jLZFLAU pic.twitter.com/w5vp2V7dXV
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2018年12月18日
分かります?
国内だけじゃなく、海外含めた全世界に同時上映ってなかなかの試みじゃないでしょうか?
プレミアム(有料)とごっちゃになりがちですが、こっちはプレミア(無料)でして、決まった日時に動画放送(LIVE放送ではない)を予告することで、同じ動画をリアルタイムで視聴した人たちとチャット機能を使って楽しむ形です。
まぁ実のところ、この三浦大知の告知で知った程度の浅い知識なもので、今のところふんわりとした情報しかまだ掴めておりません。
この【球体】というコンテンツ、もうねアルバムなんてちゃっちな枠で語れませんからコンテンツと言いますけどもね、まだまだ咀嚼中な管理人ですよ?
Blueーray付きとDVD付きの二種類保持しておりますが、まだ独演という名の一人芝居?ミュージカル?コンテンポラリー?の映像まで辿り着いておりません。
※三浦大知がバックダンサーもバンドも付けず、たった一人で全国を回った全国ツアーと同じプログラムの映像が付属しております。
ファンクラブで注文したBlue-ray付きのCDを聞いて、すぐ同じ週にCDショップでDVD付きを追加購入するぐらい、どこかにある衝動スイッチを押されましたよ。
ファンの間では各曲の考察や推理など、陰謀論まで出てくるんじゃないかレベルの反響、なかなかのMMR展開で面白く、薄気味悪い世界を共通認識してます。
|
保存用に追加購入するなんて思わなかったもんで、シングルマザーの財布には厳しい衝動でしたが、間違ってはいなかったと思ってます。
多分余裕で500周するぐらい【球体】のCD聞いてますが、何だろう?飽きるってどんなんだっけ?と思うぐらい生活の一部になってますね。
この【球体】と名が付いたコンテンツは足掛け3年にも及ぶ作品で、Nao'ymt(本名は矢的直明さん)が全曲プロデュースし、三浦大知が表現したもの。
ちょうど多忙になり、新曲やらコラボやらメディア出演が激増していた裏でこんなもん仕込んでやがったのか!ってのが嬉しい裏切り。
この【球体】というコンテンツは、三浦大知自身が語っているように一生続くプロジェクトであり、聞き手にも一生聞かせる作り込みを滲ませるものがあります。
曲中に散りばめられた自然の音(実際に本人達で音取りに行った)や、逆再生で聞こえる隠された歌詞、情景を効果音で表現し、その’音’の意味を知って震える人も。
自分はそこまで辿りついておらず、単純にヘビロテしたくてしている感じかな。
まだまだ全貌が見えてませんが『朝が来るのではなく、夜が明けるだけ』って曲は、大事な人との死別に耐えられず自害するイメージが沸きました。
ドドドドドン!って太鼓か何かの打楽器の音があるのですが、緊急性を持たせたドアを叩く音に聞こえ、その後に鐘の音が鳴るんですよ。
音楽そのもののから受け取るイメージを感じたいので、歌詞カードもまだノータッチ、映画のサントラ感覚で聞いてます。
なので浮かんでくる頭の中の映像から判断すると、自害した主人公の部屋のドアを叩く第三者がいて、その後に綺麗な鈴の音と呼応する鐘の音でお別れ(葬式)の儀式を主人公は静かに見ている感じがします。
魂だとか概念だとかよく分かりませんが、この主人公は肉体から出て送り出される自分をただ見詰めているという、無臭な情景が脳内に流れてまして。
多分自分だけじゃなく、この【球体】を聞いて体感した人は多くいて、聞いてるのに何か見えるわけですよ。
視覚を閉じれば閉じる程にこの見える映像はクリアにもなり、引き摺られる危うさを持つので、感受性の強い人にはちょっと気を付けて欲しい作品です。
昔付き合っていた方がテレビ関係の人でして、この音楽は何が見える?と遊びながら曲のイメージを言い合うゲームをしたりしてました。
なのでこういう音楽から感じ取って妄想する遊びは大好きですねぇ。
テレビ関係と言いましても音効さんで、ドラマやバラエティーなどの効果音だったり挿入曲を決めたり、音楽に密接した仕事をしていた人でした。
音楽ってどう楽しんでますか?
あまり歌詞に重きを感じないタイプの管理人ですが、これは本気で向き合える心の準備が出来てから深堀りしたいと思いつつ、もう半年が過ぎました。
同じ理由でまだ映像を見る心の準備が出来てないので見ておらず、むしろ見ないまま自分の感性と、この【球体】のポテンシャルの睨めあいもいいかなとか。
端々で捕らえた言葉の羅列と、効果音の使い方で想像を嫌でも掻き立てるこの【球体】、曲の順番もちゃんとなぞらないと落ち着かないんですよ。
自分が持ってるウォークマンは[三浦大知の音楽専用]なので、前はよくシャッフルで流しながら作業したりしていました。
ですがこの【球体】を取り込んでからは[球体専用]にならざるを得ないんですよ、シャッフルで【球体】の曲が掛かると仕事の手を止め、アルバム選択→シャッフル再生解除→【球体】の一曲目からエンドレスリピートになってしまいます。
大体同じ症状報告がネット上でも見られるので、映画の途中から全容が見えないのと同じように、この【球体】の曲順は絶対動かせません。
もう一つ言うならば、【球体】をもっと楽しむべくにまた衝動的な買い物をしました。
そう、ヘッドフォン[三浦大知愛用モデル]。
割とミーハーなのかしらん?
元々音楽再生機がSONYのウォークマンだし、PS3もPS4もPSVRもあるので、SONY縛りになりつつありますが。
細かい音の描写を聞きたい!っと思った矢先にこのヘッドフォンがオススメだよー?あの三浦大知さんも使ってたよー?なんて聞いたからには、ねえ?
最初は音の海で溺れて怖くなってしまい、ある程度耳を鳴らして今ではこの【球体】に没頭する為のアイテムとして重宝しております。
話を戻します。
この『朝が来るのではなく、夜が明けるだけ』の前の曲が『世界』という曲で、自分がシングルマザーだからか【君】のことを自分の子供だと感じました。
恋人や配偶者に対する表現としては過剰な歌詞で、<君こそがこの世界の全て>というフレーズに我が子が被り、その後の不穏な流れに心が辛くなるほどで・・・;;
自分にとって世界の全てと思える存在が娘だけなので、受け手の解釈としてはそう位置付けになりました。
独演映像の方を見てイメージが変わるのかも知れませんし、その後に歌詞を見て分かることもあるのかも知れませんが、今の段階ではこのイメージです。
その次の曲のタイトルは『おかえり』、アルバムの曲終わりの音とアルバム最初の音を繋げて輪廻を思わせ、1曲目の『序詞』で「ただいま」という。
しかもこの曲中で、船の汽笛が曲の景色の向こうの方で鳴ってるんですが、ちゃんと意味がある鳴らし方だと船舶に詳しいファンの方が言ってます。
※[三浦大知 球体]で検索するといろいろな考察がネットに転がっております。
輪廻転生でまた【君】と出会い「ただいま」という、ってのが大多数の考察で、それも正解かも知れないしそうじゃないかも知れない、けど不正解はないのが【球体】。
こちらから見ても丸、向こう側から見ても丸、どこから見ても丸いのが球体なので、答えは一つじゃないし全てが繋がって一つの球体になる、と。
それぞれが思う物語を音楽と共に、耳で見える絵を楽しむことが出来る、不思議な新たな娯楽として自分は楽しんでいます。
答え合わせはこれから少しずつするかどうか、一生しないままなのかも知れない、それぞれの心で感じ取って欲しいからこその【球体】プロジェクト。
ガラスの仮面であった【オオカミ少女】の演目のように、同じセリフでも抑揚や登場人物のキャラ設定によって、全然違う舞台を作るかのように、この【球体】という名のコンテンツも多方面から見て、地続きな完全なる円をずっと演じつづけてくれるんだと思っております。
取り合えずこの全世界に同時上映を機に、今の三浦大知が演じる【球体】を見るのもいいんじゃないかなと思いながら、まだまだ味わい尽くしたい欲求も・・・。
23日同時上映の時刻までギリギリ悩むんだろうなぁ。
未知なる体験を全世界の人と共に楽しむか、このまま納得行くまで聞いて、次に映像を見て、最後に歌詞をみるべきか。(多分それぞれ1年の計3年計画)
【球体】を見た方からすれば、贅沢な楽しみ方をしていると自覚してますよ、この【球体】のツアーに参加した人には出来ない体験だと思いますし。
逆に、曲のタイトルと曲順しか知らされずに未発表だけの演目をいきなり見た人も、自分には出来ないスペシャルな体験をされているわけで。
ちょうど認知度も上がって、盛り上がれる系を期待して行ったファンからは酷評されつつも、よく分からないまま号泣してパニックになったファンもいて。
何とも言えない体験をしたと、とにかく圧倒されてしまってどうやって帰ったのか分からない人もいて、ファンの間でもどう受け止めていいのか分からなかった【球体】。
その【球体】がいよいよ明日、というか今日?
《12月23日(日)21時〜 「球体」独演、YouTube Premieresにて世界同時配信決定》
— 三浦大知【公式アカウント】 (@DAICHIMIURAinfo) 2018年12月17日
URL : https://t.co/RUndYhUSbW
詳細→ https://t.co/sNkMb4M4w8#三浦大知 #naoymt #球体 #sphere pic.twitter.com/bZ52PLI7y8
ファンだけに留まらず、コアな音楽ファンからも高評価を受け、事務所もこれを逃すまいと実験的な試みに打って出たんだと思います。
ちょうど世界的アニメのタイアップで海外からも注目され始めたばかり、知る人ぞ知るこの名作をとうとうアピールしたか!とお祭り騒ぎ(ファン一同)。
音楽にうるさいと自負している方々が口を揃えて言うのは『三浦大知に裏切られた』。
そう、ただ歌いながら踊れる凄ワザの曲芸師じゃないんですよ。
事務所のシャッチョさんはアホなこと言ってましたが、三浦大知は歌が真骨頂なんですよ、歌唱力+αを見出せるかどうかでそこの評価が変わりますが。
と言いましてもまだ後2段階か2回彼の歌唱力は変わると信じて疑いません、まだ通過点の中で最高を出しているというところかと。
小さい頃の彼を見て聞いて感じた未来予想図は、まだまだこんなもんじゃない。
そんな中であちこちからベストアルバムの順位が出始めました。
中で特に嬉しかった記事はこちら。
元々ファンでも何でも無い人からの、本当に純粋な音楽の評価程嬉しいものは無いですね。
あれやこれは言いましたが、まず聞いてみるのもいいし、このYoutubeのプレミア配信(無料)で映像と音楽を全世界の人と直撃食らうのもいい。
つまらないと思うか、これだけの人が絶賛するんだからきっといいんだと思い込まず、ただ純粋に興味があれば触れてみて欲しいと思う。
運が良ければ新感覚の娯楽にもなりうる【球体】、更に運が良ければまだこの特注パッケージの【球体】が手に入るかと思う。
さぁ今宵もまたこの深淵で、世界の扉は間もなく。